先日みらいわーくに、とても嬉しい訪問者がいらっしゃいました。
弊所を卒業した元利用者さんです。
現在、就職先で無農薬野菜を育てている彼女は、その立派な野菜をたくさん持って遊びに来てくれました。
彼女が弊所に入所されたのは約2年前のこと。
当時は精神的に不安定で浮き沈みの多い時期が続いていました。
しかし1年半にわたる通所生活を経て彼女は大きな成長を遂げ、いよいよ就職活動を始めることに・・・
ただ就職への道のりは決して平坦ではありませんでした。
60歳を超えての就活は、彼女にとって非常に大きな挑戦でした。
最初に受けた4社ではすべて不採用という結果に。
それでも彼女は諦めることなく前を向き、やっと年齢不問の企業を見つけ、5社目にしてようやく就職が決まりました。
その瞬間の喜びはひとしおで、彼女とともに私たちスタッフ全員も涙を流しながら喜びを分かち合いました。
「諦めなければ道は開ける」。
彼女の姿勢はこの言葉の大切さをまさに体現しています。
就職後も彼女は精神的にも安定し、毎日休まず通勤しています。
さらに「あと10年は働きたい」と語るほど前向きな日々を送っています。
自ら育てた無農薬野菜で料理を楽しむのが趣味であり、また児童文学の執筆活動にも精力的に取り組むなど、そのエネルギッシュな生活は周りの人々を勇気づけています。
今回の訪問を通じて改めて感じたことは、諦めない心の重要性です。
彼女の努力と成長は、多くの人に希望を与える素晴らしい事例となっています。
私たちの事業所では、一人ひとりが自分のペースで成長し、新たな一歩を踏み出せるよう支援を続けています。
これからも、利用者の皆さまが未来に向かって前進できるよう全力でサポートしていきたいと思います。
ちなみに頂いた新鮮な野菜はその日のうちに、おいしいサラダとして食卓に上がりました。
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